後悔しない人生の作り方、タイムバケット
後悔しない人生を作り上げるための役に立つ方法の一つに、「タイムバケット」があります。
以下、「DIE WITH ZERO」ビル・パーキンス著より、「」部を引用。
ある経験をするには、適したタイミングがあります。
「さまざまな経験を選ぶ際には、そのときの年齢と健康状態を考慮すべきだ。さらに、体力だけではなく金のことも考えなければならない。端的に言えば、まだ健康で体力があるうちに、金を使った方がいい。」
次のように、実は私も、定年まではひたすら節約して、お金を貯め、定年後に好きなことをしようと考えていました。ところが。
「私たちはずっと、老後のために勤勉なアリのように金を貯めるべきだと言われてきた。だが皮肉にも、健康と富があり、経験を最大限に楽しめる真の黄金期は、一般的な定年の年齢よりもっと前に来る。」
「やりたいことの賞味期限を意識する」
「人は生涯を通じて何度も小さな死を経験する。」
「人生は、次々とステージが移行していく」
子どもの成長が話題に上がると、今のタイミングでやり残したことはないかと、焦ります。
「娘たちは大人になり、子どもの成長を見守る父親としてのステージも終わる。」
「どんな経験でも、いつか自分にとって人生最後のタイミングがやってくる。」
「私たちは皆、人生のある段階から次の段階へと前進し続ける。ある段階が終わることで小さな死を迎え、次の段階に移る。」
「実際のところ、私たちが思っているほど先延ばしできない経験は多い。」
ああすれば良かったと、取り返しのきかない時期に後悔しても・・・。私も過ぎ去った時を後悔するのではなく、これからのことを考えないといけません。
「最大の後悔は、勇気を出して、もっと自分に忠実に生きれば良かった」
「さらに、働きすぎは後悔しても、一生懸命に子育てしたことを後悔する人はいなかった。多くの人は、働きすぎた結果、子どもやパートナーと一緒に時間を過ごせなかったことを後悔していたのだ。」
いよいよ、タイムバケットの作り方です。
「タイムバケットで後悔しない人生をつくる」
「自分は残りの人生で何をしたいのかを、大まかな時間的枠組みのなかでとらえることができる。」
「まず、現在をスタート地点にして、予測される人生最後の日をゴール地点にする。」
「それを、5年または10年の間隔で区切る。」
「これがやりたいことを入れるタイムバケット(時間のバケツ)となる。」
「次に、重要な経験、すなわちあなたが死ぬまでに実現させたいと思っていること(活動やイベント)について考える。」
「このリストをつくる目的は、どのような人生を送りたいかを想像することだ。この時点では、金のことは気にせず、死ぬまでにやりたいことを無条件で考えてみよう。」
「リストを作成したら、次はそれぞれのやりたいことを、実現したい時期のバケツに入れていく。」
「物事にはそれを行うための相応しい時期がある」
「何度も言うが、私は人生の終わりが近づいたときに喜びを与えてくれるのは思い出だと考えている。」
「経験を楽しむには、金だけではなく時間と健康も必要だ。老後資金を必要以上に増やそうと働き続けると、何か(金)は得られても、それ以上に貴重なもの(時間と健康)を逃してしまうことになる。」
「私たちが一番恐れるべきは、80歳になったときに潤沢な資産があるかではない。人生と時間を無駄にしてしまうことなのだ。」
以上、「DIE WITH ZERO」ビル・パーキンス著より、「」部を引用。
さて、現時点の私のタイムバケットはどうでしょうか。
~45歳 ある所に家族全員で旅行し、そこで身内と食事をする。
後悔しないように、挑戦し、働き方を移行する。
46~50歳 未定
51~55歳 未定
56~60歳 未定
61~65歳 未定
66~70歳 未定
実現したいと思い立ったら、すぐに実行してきたつもりではあります。
敢えて、やりたいことを人生の最後の辺りに割り振る必要もないので、比較的若めのタイムバケットが一杯になるのではないかなと感じます。
皆様の場合はいかがでしょうか。
参考、「DIE WITH ZERO」ビル・パーキンス著