後悔しない生き方

私の心に響いた知識は、誰かの心にも響くはず。

おとうさん おかあさんと いっしょに すごせるじかんは どれくらい?~子どもと一緒に過ごせる時間はどれくらい?~

子どもと一緒に過ごせる時間は、意外に少ない・・・。

 

そして、子どもの成長とともに、1日の中で一緒に過ごせる時間は次第に短くなっていく・・・。

 

妻が病院かどこかの待合室で見つけたという本を教えてくれました。

 

 

以下、「チコちゃんに叱られる おとうさん おかあさんと いっしょに すごせるじかんは どれくらい?」より、「」部を引用。

 

 

「うれしいときは そのきもち ことばにしておいたほうが いいのかも。 ・・・なんでかって?」

 

「だれかがいっていたわ。ひとは えいえんには いきられないんだって。 いつかは いなくなって おほしさまに なってしまうって。」

 

 

子どもが生まれて暫くは、24時間つきっきりで過ごせました。大変だったですけど。

 

成長するにつれて、自分でやるべきこと、家族以外と過ごす時間が増え、子どもと一緒に過ごす時間は、短くなりました。

 

「あかちゃんの ときは まいにち あさから ばんまで いちにちじゅう ずっと いっしょに いられるけど チコちゃんも おとなに なって おやと べつべつに くらすと 1ねんに1にちしか いっしょに いられなくなるんだよ」

 

「たとえば お正月に3日、お盆に3日、1年で6日、1日4時間として合計で24時間。1年でたった1日分なんだ」

 

 

子どもと一緒に過ごせる時間が少なくなっていくのを、コップ満杯のジュースが減っていくことで、例えています。

 

「・・・ きみが うまれ このいえに やってきた あのひ。・・・」

 

「じかんの ジュースは まだ コップの なかに いっぱい。」

ジュースが急に減ります。

 

「・・・ きみが しょうがっこうを そつぎょうするころには じかんの ジュースは・・・」

 

「・・・はんぶんに へっています。」

 

「せがのびて おおきくなって、おとなに なればなるほど おとうさん おかあさんと いっしょに すごせる じかんは へっていく。そのかわりに おもいでが ふえていくんだね。」

 

「だから いっしょに いるときは えがおで いるんだね。かぎりある おやこの じかん たいせつな じかんが もったいないものね。うれしいときは ありがとうの きもち いっぱい つたえておくんだね。」

 

 

以上、「チコちゃんに叱られる おとうさん おかあさんと いっしょに すごせるじかんは どれくらい?」より、「」部を引用。

 

 

一緒に過ごせる時間が意外と少ないということを、親だけでなく子どもも一緒に気づかされます。

 

そうすることで、その貴重な時間を「自覚して」、お互いがより有意義に過ごせるようにしようと思うのではないでしょうか。

 

後悔しない生き方をする上で、物事を経験する場合には、タイムリミットがある場合もあります。

 

気づきが大事。

 

気づこうが、気づくまいが、等しく時間は過ぎて行きます。

 

「ボーっと いきてんじゃ ねーよ!!」

 

と、私も、チコちゃんに、こっぴどっく叱られました。

 

先日、家族でクルーズに参加し、間近で「イージス艦」を見ることが出来ました。

 

これは、その時、家族とやりたいと思ったことで、家族と共有した貴重な経験が増えました。

 

やっておけば共通の経験になり、やらなければ後悔が残る。

 

何度も、思い出を味わうか、何度も、その後悔を思い出すか。

 

後悔しない人生を送るために、今が最適のタイミングで、今最も経験したいことは、なんでしょうか。

 

 

参考、「チコちゃんに叱られる おとうさん おかあさんと いっしょに すごせるじかんは どれくらい?」

 

 

後悔しない人生の作り方、タイムバケット

後悔しない人生を作り上げるための役に立つ方法の一つに、「タイムバケット」があります。

 

 

以下、「DIE WITH ZERO」ビル・パーキンス著より、「」部を引用。

 

 

ある経験をするには、適したタイミングがあります。

 

「さまざまな経験を選ぶ際には、そのときの年齢と健康状態を考慮すべきだ。さらに、体力だけではなく金のことも考えなければならない。端的に言えば、まだ健康で体力があるうちに、金を使った方がいい。」

 

 

次のように、実は私も、定年まではひたすら節約して、お金を貯め、定年後に好きなことをしようと考えていました。ところが。

 

「私たちはずっと、老後のために勤勉なアリのように金を貯めるべきだと言われてきた。だが皮肉にも、健康と富があり、経験を最大限に楽しめる真の黄金期は、一般的な定年の年齢よりもっと前に来る。」

 

「やりたいことの賞味期限を意識する」

 

「人は生涯を通じて何度も小さな死を経験する。」

 

「人生は、次々とステージが移行していく」

 

 

 

子どもの成長が話題に上がると、今のタイミングでやり残したことはないかと、焦ります。

 

「娘たちは大人になり、子どもの成長を見守る父親としてのステージも終わる。」

 

「どんな経験でも、いつか自分にとって人生最後のタイミングがやってくる。」

 

「私たちは皆、人生のある段階から次の段階へと前進し続ける。ある段階が終わることで小さな死を迎え、次の段階に移る。」

 

「実際のところ、私たちが思っているほど先延ばしできない経験は多い。」

 

 

ああすれば良かったと、取り返しのきかない時期に後悔しても・・・。私も過ぎ去った時を後悔するのではなく、これからのことを考えないといけません。

 

「最大の後悔は、勇気を出して、もっと自分に忠実に生きれば良かった」

 

「さらに、働きすぎは後悔しても、一生懸命に子育てしたことを後悔する人はいなかった。多くの人は、働きすぎた結果、子どもやパートナーと一緒に時間を過ごせなかったことを後悔していたのだ。」

 

 

いよいよ、タイムバケットの作り方です。

 

「タイムバケットで後悔しない人生をつくる」

 

「自分は残りの人生で何をしたいのかを、大まかな時間的枠組みのなかでとらえることができる。」

 

「まず、現在をスタート地点にして、予測される人生最後の日をゴール地点にする。」

 

「それを、5年または10年の間隔で区切る。」

 

「これがやりたいことを入れるタイムバケット(時間のバケツ)となる。」

 

「次に、重要な経験、すなわちあなたが死ぬまでに実現させたいと思っていること(活動やイベント)について考える。」

 

「このリストをつくる目的は、どのような人生を送りたいかを想像することだ。この時点では、金のことは気にせず、死ぬまでにやりたいことを無条件で考えてみよう。」

 

「リストを作成したら、次はそれぞれのやりたいことを、実現したい時期のバケツに入れていく。」

 

「物事にはそれを行うための相応しい時期がある」

 

「何度も言うが、私は人生の終わりが近づいたときに喜びを与えてくれるのは思い出だと考えている。」

 

「経験を楽しむには、金だけではなく時間と健康も必要だ。老後資金を必要以上に増やそうと働き続けると、何か(金)は得られても、それ以上に貴重なもの(時間と健康)を逃してしまうことになる。」

 

「私たちが一番恐れるべきは、80歳になったときに潤沢な資産があるかではない。人生と時間を無駄にしてしまうことなのだ。」

 

 

以上、「DIE WITH ZERO」ビル・パーキンス著より、「」部を引用。

 

 

さて、現時点の私のタイムバケットはどうでしょうか。

 

~45歳         ある所に家族全員で旅行し、そこで身内と食事をする。

                       後悔しないように、挑戦し、働き方を移行する。

 

46~50歳         未定

 

51~55歳         未定

 

56~60歳         未定

 

61~65歳         未定

 

66~70歳         未定

 

実現したいと思い立ったら、すぐに実行してきたつもりではあります。

 

敢えて、やりたいことを人生の最後の辺りに割り振る必要もないので、比較的若めのタイムバケットが一杯になるのではないかなと感じます。

 

皆様の場合はいかがでしょうか。

 

 

参考、「DIE WITH ZERO」ビル・パーキンス著

 

 

後悔しない生き方の参考に、本「DIE WITH ZERO」

以下、「DIE WITH ZERO」ビル・パーキンス著より、「」部を引用。

 

 

死が近づいて来た時、どのように思うだろうか。

 

「自分は今までいったい何をしていたのだろう?これ以上、先延ばしをせずに、今すぐ、本当にやりたいこと、大切なことをすべきだ、と。」

 

 

後悔しない生き方のための、優先順位は?

 

「今しかできないことに金を使う。」

 

「時間と金を最大限に活かすためのカギは“タイミング”にある。」

 

「人生の充実度を高めるのは、“そのときどきに相応しい経験”なのだ。」

 

「仕事はライフエネルギーを奪い、代わりにお札という紙切れに変えているだけじゃないか」

 

 

次の言葉に、ハッと気づかされた。

 

「節約ばかりしていると、そのときにしかできない経験をするチャンスを失う。その結果、世界が必要以上に小さな場所になってしまう。人生は経験の合計だからだ。」

 

 

私の子供たちも、すぐに大きくなっていく・・・。

 

「人生でしなければならない一番大切な仕事は、思い出づくりです。最後に残るのは、結局それだけなのですから」

 

 

次のように考えると、気が引き締まる。

 

「人生の残り時間を意識しよう。」

 

「もし、明日死ぬことを知っていたら、あなたは今日、どんな行動を取るだろうか?・・・次に、2日後の場合はどうか?・・・365日の場合は?」

 

 

お金とは?

 

「あくまで金は人生を豊かにする手段にすぎない。」

 

 

子供と私。

 

「当然、あなたの人生と同じように、子どもの人生についても同じことが言える。あなたが子どもとの思い出をつくろうとするように、子どもにもあなたと過ごした時間について思い出をつくってもらいたい。親と子、双方の思い出があるからこそ、真に価値のある記憶の配当が生まれるのだ。」

 

「あなたは子どもの記憶のなかで、どんな存在でいたいだろうか?」

 

「子どもと一緒にどんな経験をしたいか、と言い換えてもいい。」

 

「手遅れになる前に、それをよくよく考えておくべきだ。」

 

「金に価値があるのは、それを使って“有意義な経験”ができるからだ。子どもと過ごす時間もこの有意義な経験に含まれる。」

 

 

以上、「DIE WITH ZERO」ビル・パーキンス著より、「」部を引用。

 

 

この本を読むのと同時進行で、

 

先日、私は、小学生の息子と、釣りに出かけました。

 

人生で初めての、息子と一緒の釣りでした。

 

真鯛3匹とイサキ2匹持ち帰り。

 

息子は、真鯛の強烈な引きにリールも巻けず、「フニニ~」と竿を両手で支えるのみ。

 

「重かとって!」と。

 

私が、タモに入れてあげると、

 

息子、生意気にも「お疲れ様!」。竿を支えるので精一杯だったくせに。

 

7時間以上、息子はしゃべりっぱなし。しゃべっては、釣って、しゃべっては、お弁当を食べ、またしゃべり、釣り、しゃべる。

 

思うに、1日7時間以上、話し続けたのは、息子が生まれてから初めではないでしょうか。

 

息子の年齢、息子の興味、私の興味、力の限界で竿を支え、初めての一緒の釣りに、人生で最も適したタイミングだったと思います。

 

今後も定期的に息子と釣りに行くと思います。

 

その時に、息子の年齢に応じて、私が生きてきた上で獲得した知恵を伝えていければと思っています。

 

 

参考、「DIE WITH ZERO」ビル・パーキンス著